トピックス
2014.06.19
KESエコロジカルネットワークに参加しましょう
最近環境問題の一環として"生物多様性"の取組みが全国的に広がっていますが、この京都の伝統的文化もこの"生物多様性"と密接に関わっています。例えば葵祭りと"フタバアオイ"、祇園祭と"チマキザサ"、五山の送り火と"アカマツ"等々。ところが近年の環境破壊や外来種等の混入などによりこれらの"フタバアオイ"、"チマキザサ"、"アカマツ"等々は「絶滅危惧種」になりつつあり、京都の伝統文化の継承が難しくなりつつあります。このように"生物多様性"は、単に文化の継承問題だけではなく、人間の安全で豊かな暮らしを支える基盤であることから、京都市では本年3月に「生物多様性プラン」を策定し、その取組みを推進されることになりました。
KESにおきましても、京都市内で約1250件のKES審査登録企業のネットワークを活用し、この「生物多様性プラン」の取組みに協働していくことにしました。当面は、既に都会の中でのグリーン化の社会実験を推進されている京都駅ビル開発㈱様と、梅小路公園の「みどりの森」の区間の「緑の回廊ネットワーク」から活動をはじめ、京都市域全体に「エコロジカルネットワーク」を形成するプランを推進します。
そこで、KESエコロジカルネットワークに関する説明会を開催することになりました。今回は手始めに、葵祭りに使用されるフタバアオイと、絶滅の危惧される秋の七草のひとつ藤袴を、賛同いただいたKES登録企業様に育てていただくことから、スタートしたいと考えています。
この取組みに参加していただくと、これらの植物を育てることを環境改善目標の一つとしてカウントいただけます。
開催期日 2014年7月 4日(金) 13:30~16:30
開催場所 京都工業会館 京都市右京区西京極豆田町2番地 3F特別教室
プログラム
13:30~13:40 挨拶 KES環境機構専務理事 津村昭夫
13:40~14:20 都市における生物多様性(仮題)
京都市緑化協会理事長 森本幸裕
14:30~15:10 京都市生物多様性プランについて
京都市環境政策局環境管理課長 辻 由起
15:20~16:00 KES活動における生物多様性の取組みについて
KES環境機構専務理事 津村昭夫
16:00~16:30 質疑応答と今後の予定
京のアジェンダ21フォーラム事務局長 井上和彦
参加費 無料